応募から面接、そして合格まで
まずは応募から面接、さらには合格までどのような流れがあるか見てみましょう。
<5~7月>
応募書類作成
<7~8月>
一次選考(書類審査)
↓
一次選考合格通知
<8~9月>
二次選考(ウェブ面接)
<10月>
二次選考合否通知
引用:応募から選考までのスケジュール | JICA海外協力隊
JICA海外協力隊に合格するためには、二次選考でウェブ面接を受ける必要があります。
JICA海外協力隊に応募してから合否の結果が出てくるまでは約4~5か月あります。
応募から合格までのプロセス、合格率を上げるためのポイントを知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
実際の面接内容
一次選考の書類審査に合格したら、二次選考の面接があります。
面接は「人物面接」「技術面接」の2つに分かれています。
どちらもウェブでの面接で30分程度です。
私の場合は最初に人物面接をやり、その2日後に技術面接をやりました。
ここからは人物面接や技術面接で実際に聞かれたことを紹介していきます。
人物面接
人物面接では、応募書類に書いてあること全般が聞かれます。
私の場合は当時の仕事について聞かれることが多かったです。
【質問例】
●今の仕事で困ったことはありますか。あるとしたら、どうやって乗り越えましたか。
●これらの国を希望した理由を教えてください。
●この職種を選んだ理由を教えてください。
●海外で生活するにあたって不安はありますか。
●上司の了承は得られていますか。
●学習に付いていけない児童に対して、どのような対応をしていますか。
●学校教育ボランティアでは、どのような活動をしましたか。
上から3つの仕事、国、職種に関する質問は、どの職種でも共通して多い質問です。
どういう経緯で応募したのか、現在どのような状況であるのかを聞かれることが多いです。
もちろん書かれている内容によって異なりますが、自分の応募調書に書かれている内容をよく読み、あらゆる質問を想定しておくことが大切です。
技術面接
技術面接では、職種に関することが聞かれます。
志望動機や要請内容を中心に見ておきましょう。
【質問例】
●志望動機を教えてください。
●あなたの専門性は何ですか。
●あなたの力が途上国でどのように生かされると思いますか。
●帰国後、あなたの力がどのように発揮されると思いますか。
●途上国の子どもたちに何を一番伝えたいですか。
●もしカウンターパートが協力的でなかった時、あなたはどうしますか。
●もし道具が十分になかった時、あなたはどうしますか。
●なかなか自分の話していることが伝わらない時、どのように対応しますか。
●希望していない国に派遣されてもよいですか。
●で示した質問は、他の協力隊員に聞いても高確率で聞かれていた質問です。
自分の職種であればどう対応するのか、想定しておきましょう。
かなり実践的な内容に関する質問が多いので、実際に活動する場面を想像しておくとよいです。
最後の「希望していない国に派遣されてもよいですか。」は、ほぼ確実に質問されます。
よほど強い思いがあって派遣国を希望していない限りは、大丈夫ですと答えるのが無難でしょう。
実際に私は第一希望に書かれている国に派遣されませんでした。
第二希望や第三希望にも載っていない国に派遣されました。
それでも海外で生活をする、何かできることを途上国の人々のためにするということは変わりません。
どの国になっても、素敵な協力隊生活が待っているということは皆さんに伝えておきたいです。
<実際の面接内容>
①人物面接
→自分の応募調書に書かれている内容をよく読み、あらゆる質問を想定しておく。
②技術面接
→実際に活動する場面を想像して、質問内容を想定しておく。
面接の心構え
ここからは面接に臨む心構えを紹介します。
この3つのポイントさえ意識しておけば、合格の確率はグッと上がるでしょう。
ポイント① あらゆる質問を想定しておく。
どんな質問が来るのか、あらゆるシミュレーションをしておくことが大切です。
自分が面接官になったつもりで応募調書を見て、どんな質問をしてみたいか考えてみるのもよいでしょう。
また、こちらには応募書類の作成方法を載せています。
ぜひ参考にしてみてください。
ポイント② 質問された以外のことは話さない。
これは意外と多くの人が見落としがちなポイントです。
自分をアピールしたいばかりに、質問されている以上のことを話してしまわないようにしましょう。
質問されている以外のことを話すのは、あまり良い印象を持たれません。
面接官が自分に興味を示してくれれば、自分をアピールできる質問が必ず来ます。
その時までグッとこらえて、自分をアピールできる質問が来るのを待ちましょう。
ポイント③ 相手の目を見て答える。
相手の目を見て話すと、自信があるように見えます。
反対に目線が合わないと、何だか自信がないようなイメージを与えてしまいます。
面接官の印象をよくするためにも、相手と目を見て話すようにしましょう。
もし、相手の目をなかなか見られないということであれば、相手の口元や首元を見るとよいでしょう。
一点を見つめると、自信があるように見えます。
<面接の心構え>
ポイント① あらゆる質問を想定しておく。
ポイント② 質問された以外のことは話さない。
ポイント③ 相手の目を見て答える。
まとめ
<実際の面接内容>
①人物面接
→自分の応募調書に書かれている内容をよく読み、あらゆる質問を想定しておく。
②技術面接
→実際に活動する場面を想像して、質問内容を想定しておく。
<面接の心構え>
ポイント① あらゆる質問を想定しておく。
ポイント② 質問された以外のことは話さない。
ポイント③ 相手の目を見て答える。
最後までお読みいただきありがとうございました。
面接はとにかく準備が大切です。
準備の段階で8割が決まっていると言っても過言ではないでしょう。
あらゆる質問を想定し、落ち着いて面接に臨めるようにしましょう。
自信を持って面接に臨み、無事合格できることを祈っています!
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