今日はバスケットボールを取り上げます。ボールをバスケットゴールに入れるゲームです。学年によってゲームのルールの工夫の余地があるかもしれませんが、どんなゲームにも共通して役立つ動きを紹介します。
①オニをかわせるかな?「ドリブル鬼ごっこ」
<やり方>
・コートの中、ハーフコートの中など、範囲を決める。
・オニを1人決める。
・オニ以外はボールを1人1つ持つ。
・オニは逃げる人のボールを取りに行く。
・オニ以外はドリブルをしながら逃げる。
・かわり鬼の形でゲームを進める。
ただボールを付くのではなく、オニを見ながら逃げるので、ドリブルしながら周りを見る力が養われます。自然と前でボールを付き、低い位置でのドリブルとなるのがいいところです。オニがボールを持ちながら鬼ごっこをするパターン、増え鬼で行うパターンなど、状況によって様々なバリエーションで遊ぶことができます。
②速く!前に!「ドリブルリレー」
<やり方>
・各チーム1つ、折り返し用のコーンとボールを用意する。
・ドリブルしながらコーンを回り、次走者にボールを渡してリレーをする。
速く前に進むことを意識できるので、自然とボールを前でさばいてドリブルする力が身に付きます。折り返しもあるので、一旦止まって進む動作を体感することができます。より実践的な動きに近付きますね。
③ボールを取られないように!「とりかご」
<やり方>
・5人程度のグループを作る。
・1グループ1つボールを持つ。
・グループの中で1人オニを決める。
・ほかの人は、オニにボールを取られないようにボールをパスして回す。
バスケットボールをはじめ、ハンドボールやタグラグビー、サッカーでも使える遊びです。相手がいないスペースに走りこんでパスをもらう動きが養われます。今回はオニを1人に設定しましたが、2人に設定すると、よりゲームの動きに近付くので、実践的になります。
まとめ
①オニをかわせるかな?「ドリブル鬼ごっこ」
→ドリブルをしながら周りを見る力が養われる!
②速く!前に!「ドリブルリレー」
→ボールを前でさばけるようになる!
③ボールを取られないように!「とりかご」
→相手がいないスペースを見つける力を養うことができる!
最後までお読みいただきありがとうございました。
「ドリブル鬼ごっこ」「ドリブルリレー」「とりかご」はどれもルールの工夫の余地があるゲームです。ぜひ、クラスやゲームの実態に合わせて、取り組んでみてください。
プロフィール
ソロモン黒島
大学卒業後、東京都で小学校教員を6年間勤める。
2023年7月にJICA青年海外協力隊で体育隊員としてソロモン諸島に派遣予定。
小学校教諭免許一種免許、中学校教諭一種免許(保健体育)、高等学校教諭一種免許(保健体育)を所持。
小学校の体育の授業に使える運動や、体を動かす楽しさを発信していく。
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