小学校で行うマット運動の技
今日はマット運動におすすめの準備運動を3つ紹介します。小学校中・高学年レベルで扱うマット運動の技は以下の通りです。前提として、すべての技ができるようにならなければならない、というわけではありません。あくまで、技ができる過程で考えたり、協力したりしながら、楽しくマット運動に取り組むことが大切です。
<回転系>
・前転
・後転
・倒立前転
・跳び前転
・開脚前転
・伸膝後転
・倒立ブリッジ
・側方倒立回転(側転)
・ロンダート
<倒立系>
・頭倒立
・壁倒立
・補助倒立
クラスの実態や個人のレベルに合わせて、どの技に取り組むのかを決めるといいと思います。
①ゆらゆらが楽しい!「ゆりかご」
<やり方>
・膝を抱えて座り、あごを引いて体を丸める。
・そのまま背中からお尻にかけて、ゆらゆらとマットの上を転がる。
・最後は勢いを付けて、両足でしっかりと立つ。
体をゆりかごのように揺らす反復運動です。前転や後転など、転がる動きにつながります。背中を丸めて、腹筋に力を入れる感覚が養われます。
②アンテナのようにピン!「背支持倒立」
<やり方>
・マットの上に仰向けに寝る。
・足を伸ばしたまま上に足を振り上げ、腰を手で支える。
・マットに肘をつき、首や肩、肘でバランスを保ちながら、上に向かってしっかりと足を伸ばす。
アンテナのようにしっかりと背筋を伸ばす運動です。目線をつま先にすると安定します。腹筋や背筋などでバランスをとる力が養われます。
③元の場所に戻れる?「だるま転がり」
<やり方>
・足の裏を合わせて、手で足を固定する。(あぐらに似た姿勢)
・姿勢をキープしたまま、後ろに回るように倒れて回転する。
うまく回れると3回転で元の場所に戻れます。元の場所に戻るなんだか不思議な気分になって楽しいです。腹筋や背筋、バランスを取る力が養われます。
まとめ
①ゆらゆらが楽しい!「ゆりかご」
→腹筋に力を入れて体を丸める感覚が養われる!
②アンテナのようにピン!「背支持倒立」
→体をまっすぐするために、腹筋や背筋でバランスを取る力が養われる!
③元の場所に戻れる?「だるま転がり」
→腹筋や背筋で体を動かす力が養われる!
最後までお読みいただきありがとうございました。
「ゆりかご」「背支持倒立」「だるま転がり」では、どれもマット運動で大切な、体を丸める、腹筋に力を入れる、バランスを取るといった動きが養われます。ぜひ、マット運動の準備運動に取り入れてみてください。
明日も引き続き、「マット運動におすすめ!準備運動3選」を紹介します。
プロフィール
ソロモン黒島
大学卒業後、東京都で小学校教員を6年間勤める。
2023年7月にJICA青年海外協力隊で体育隊員としてソロモン諸島に派遣予定。
小学校教諭免許一種免許、中学校教諭一種免許(保健体育)、高等学校教諭一種免許(保健体育)を所持。
小学校の体育の授業に使える運動や、体を動かす楽しさを発信していく。
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