参考:東京箱根間往復大学駅伝競走公式サイト (hakone-ekiden.jp)
「今年の箱根駅伝はどこが強いんだろう?」
「自分が応援している大学が何位ぐらいになるのか知りたい!」
お正月の風物詩、箱根駅伝の季節が近づいてきましたね。
この中にもテレビで箱根駅伝を見たり、実際に沿道に出て観戦したりする方もいるでしょう。
今回は学生時代に箱根駅伝出場を目指し、予選会に4回出場した筆者が第100回箱根駅伝2024年の順位を予想していきます。
- 箱根駅伝はいつ行われる?
- 何チーム出場するの?
- 第100回箱根駅伝2024順位予想
- 1位 駒澤大学(出雲優勝、全日本優勝、前回箱根優勝)
- 2位 青山学院大学(出雲5位、全日本2位、前回箱根3位)
- 3位 國學院大學(出雲4位、全日本3位、前回箱根4位)
- 4位 中央大学(出雲7位、全日本4位、前回箱根2位)
- 5位 創価大学(出雲2位、全日本6位、前回箱根8位)
- 6位 城西大学(出雲3位、全日本5位、前回箱根9位)
- 7位 大東文化大学(予選会1位、全日本7位、前回箱根16位)
- 8位 早稲田大学(出雲6位、全日本10位、前回箱根6位)
- 9位 東洋大学(出雲8位、全日本14位、前回箱根10位)
- 10位 法政大学(出雲9位、前回箱根7位)
- 11位 順天堂大学(出雲10位、全日本11位、前回箱根5位)
- 12位 明治大学(予選会2位、前回箱根12位)
- 13位 東海大学(予選会10位、全日本9位、前回箱根15位)
- 14位 帝京大学(予選会3位、全日本12位、前回箱根13位)
- 15位 日本体育大学(予選会4位、前回箱根17位)
- 16位 立教大学(予選会6位、前回箱根18位)
- 17位 神奈川大学(予選会7位)
- 18位 東京農業大学(予選会11位、全日本13位)
- 19位 中央学院大学(予選会9位)
- 20位 山梨学院大学(予選会13位、前回箱根14位)
- 21位 国士舘大学(予選会8位、全日本15位、前回箱根19位)
- 22位 駿河台大学(予選会12位)
- 23位 日本大学(予選会5位)
- 優勝大本命は駒澤大学!
箱根駅伝はいつ行われる?
箱根駅伝は毎年1月2日・3日に行われます。
東京大手町と神奈川箱根を往復するコースで開催され、2日が往路、3日が復路となっています。
往路復路ともに5区間あり、全部で10区間に分かれています。
1区間は約20kmあります。
往路も復路も午前8時にスタートし、そこから約5時間半熱戦が繰り広げられます。
テレビでは日本テレビ系列、ラジオでは文化放送で放送されていますので、一度は見たり聞いたりしたことがあるのではないでしょうか。
何チーム出場するの?
今年は23チーム出場します。
例年は20校+選抜チームの計21チームが出場しますが、今年は第100回記念大会ということで23校が出場します。
第100回箱根駅伝2024順位予想
1位 駒澤大学(出雲優勝、全日本優勝、前回箱根優勝)
2年連続3冠が見えてきた駒澤大学。
11月の八王子ロングディスタンス10000mで27分台を出した佐藤選手、鈴木選手、篠原選手に加え、5区山登り経験者の山川選手、6区山下り経験者の伊藤選手がいるのが強みです。
このほかにも全日本大学駅伝に出場している安原選手、赤星選手、赤津選手、11月の上尾シティハーフマラソンで好走した白鳥選手、庭瀬選手、復帰途上の花尾選手など、とにかく選手層が厚いです。
出雲駅伝、全日本大学駅伝と2区で優勝を決定づける走りをした佐藤選手の走りが2年連続3冠へのカギになりそうです。
※3冠とは、同一シーズンに出雲駅伝、全日本大学駅伝、箱根駅伝の3つの大会で優勝すること。
駒澤大学は昨年度3冠を成し遂げ、今年もすでに出雲駅伝、全日本大学駅伝を制しており、2年連続3冠となれば史上初の快挙となります。
2位 青山学院大学(出雲5位、全日本2位、前回箱根3位)
ここ10年すべて5位以内、うち優勝6回と安定の強さを誇る青山学院大学。
4年佐藤選手、3年太田選手、2年黒田選手が中心となるチームです。
特に黒田選手は出雲駅伝2区区間賞、全日本大学駅伝区間2位と今年の駅伝で強さを発揮しています。
黒田選手の起用区間が一つ総合優勝へのカギになりそうです。
このほかにも、長距離安定感抜群の田中選手、出雲駅伝で区間賞を取った山内選手、出雲駅伝でそれぞれ1区・6区を走った野村選手、鶴川選手、全日本大学駅伝で好走した荒巻選手など、こちらも選手層が厚いのが強みです。
3位 國學院大學(出雲4位、全日本3位、前回箱根4位)
2年連続全日本大学駅伝で表彰台に上がっている國學院大學。
4年伊地知選手、3年平林選手、2年上原選手が核となるチームです。
昨年平林選手はエース区間の2区、伊地知選手は5区山登りを経験しており、この2つの区間でジャンプアップできるかがポイントになります。
このほかにも昨年度の駅伝で主要区間で活躍した青木選手、山本選手、ロード型で今年の出雲駅伝、全日本大学駅伝でも安定した走りを見せた高山選手が脇を固めます。
4位 中央大学(出雲7位、全日本4位、前回箱根2位)
前回往路2位、総合2位と躍進を遂げた中央大学。
前回の箱根駅伝で2区、3区、4区を走った吉居大和選手、中野選手、吉居駿恭選手が中心になります。
この3選手が前回同様のパフォーマンスができれば、箱根駅伝優勝も夢ではないでしょう。
このほかにも、出雲駅伝、全日本大学駅伝ともに長距離区間で好走している湯浅選手、2年連続で山登りを担当している阿部選手、トラックに駅伝と安定した成績を残している溜池選手がいます。
エースの爆発力と総合力でどこまでの成績が残せるのか楽しみです。
5位 創価大学(出雲2位、全日本6位、前回箱根8位)
出雲駅伝2位、3大会前以来の往路制覇の可能性がある創価大学。
注目は出雲駅伝5区区間賞、全日本大学駅伝5区区間新の活躍を見せている吉田響選手。
山登り5区で区間記録を出し、山の神となれるかどうか期待が高まります。
このほかにも、出雲全日本ともにアンカーを務めた吉田凌選手、留学生リーキー選手、出雲5区区間賞の山森選手など、主要区間を走れる選手が何人かいます。
3大会前は10区途中までトップを走っていた創価大学。
往路と山登りの勢いそのままに、3大会前の再現となるでしょうか。
6位 城西大学(出雲3位、全日本5位、前回箱根9位)
出雲駅伝3位、3本柱でうまく波に乗り、往路優勝を狙う城西大学。
その3本柱とは、4年山本唯翔選手、2年斎藤選手、キムタイ選手です。
山本選手は前回箱根5区で区間賞、キムタイ選手と斎藤選手は今年の全日本で3・4区でそれぞれ区間賞と勢いがあります。
この3選手を往路の2・3・5区に配置し、往路優勝を狙います。
このほか出雲全日本ともに2区を担当した山中選手、主将の野村選手、ロード型の平林選手がどこまで走れるかが往路優勝のカギになりそうです。
7位 大東文化大学(予選会1位、全日本7位、前回箱根16位)
全日本大学駅伝で18年ぶりにシード権を獲得した勢いそのままに、箱根駅伝でも9年ぶりのシード獲得に向けて期待がかかる大東文化大学。
12月の日体大長距離記録会で28分台一ケタ、10秒台の記録をそれぞれ出した久保田選手と入濱選手がチームの中心です。
他にもこの記録会では、小田選手、佐竹選手、棟方選手が28分台の自己ベスト。
全日本大学駅伝で7・8区を区間を一ケタで走った大谷選手、菊池選手、留学生のワンジル選手など、選手層も厚いです。
悲願のシード権獲得となるか注目です。
8位 早稲田大学(出雲6位、全日本10位、前回箱根6位)
前回の箱根駅伝でシード権復活、序盤で勢いに乗りたい早稲田大学。
上尾シティハーフマラソンで日本人トップだった山口選手、昨年2区を担当した10000m27分台の記録をもつ石塚選手、前回の箱根5区山登りや出雲全日本の主要区間で安定した走りを見せている伊藤選手が中心です。
全日本大学駅伝で1区区間2位と好走した間瀬田選手、前回6区山下り区間3位と好走した北村選手らの走りで、往路復路ともに勢いに乗れるかがポイントになります。
9位 東洋大学(出雲8位、全日本14位、前回箱根10位)
19年連続シード権獲得となるか、鉄紺の意地を見せたい東洋大学。
前回の箱根駅伝の3・9区でそれぞれ好走した小林選手と梅崎選手、出雲駅伝1区で区間6位と好走した緒方選手がチームの中心です。
1・2年時の箱根駅伝2区で67分台と好走している松山選手、前回の箱根駅伝で2区を走っている石田選手が復帰できるかが連続シードのカギになりそうです。
序盤のスピード区間をしのぎ、往路終了時に東洋大学がどの位置にいるのか注目です。
10位 法政大学(出雲9位、前回箱根7位)
3年連続シード権獲得なるか、オレンジエクスプレスの異名をもつ法政大学。
上尾シティハーフマラソンで日本人2位の松永選手、同じく日本人4位の宮岡選手、2年連続箱根駅伝6区山下りで好走している武田選手がチームの中心です。
このほかにも長い距離に強い稲毛選手、2年連続箱根駅伝5区山登りを担当している細迫選手、出雲駅伝5区区間8位の安澤選手、11月の世田谷246ハーフマラソンで63分台の好走を見せた矢原選手など、非常に粒ぞろいです。
総合力でシード権内に食い込むことができるか、注目です。
なお、10位までに次回の箱根駅伝出場権(シード権)が与えられます。
11位 順天堂大学(出雲10位、全日本11位、前回箱根5位)
東京オリンピック3000mSC7位入賞、スーパーエース三浦選手を擁する順天堂大学。
三浦選手をはじめ、全日本大学駅伝8区区間6位の浅井選手、スーパールーキー吉岡選手、3年連続で箱根駅伝4区を走っている石井選手など、粒ぞろいに選手がいます。
3000mSCで活躍する服部選手、村尾選手、前回の箱根駅伝9区を走っている藤原選手など、復路を走る選手の活躍が総合結果を左右しそうです。
前々回の箱根駅伝で2位に入るなど、3年連続でシード権を獲得中。
自慢の調整力で、どれだけチーム力を引き上げられるかがポイントになりそうです。
12位 明治大学(予選会2位、前回箱根12位)
4年ぶりのシード権獲得を狙う明治大学。
箱根駅伝予選会チームトップの児玉選手、前回箱根5区を担当しロードに定評のある吉川選手、前回箱根駅伝7区区間賞の杉選手、前回3区区間4位の森下選手など、往路で戦える選手が何人もいます。
前回も2区間で区間賞を獲得するなど、ポテンシャルがあるところを見せている明治大学。
毎年出ているブレーキ区間をなくし、区間上位で走る区間を増やすことができれば、シード権獲得も十分ありそうです。
13位 東海大学(予選会10位、全日本9位、前回箱根15位)
3年ぶりのシード権獲得を目指す東海大学。
前回箱根2区区間4位、大黒柱石原選手を中心に序盤から上位を狙います。
このほかにも予選会チームトップで走っている鈴木選手、前回箱根3区区間6位の花岡選手、2年連続で箱根駅伝区間一ケタの安定感を誇る越選手など、ロードに強い選手がいます。
10000mが28分台の選手を10人以上そろえ、非常にスピードに定評がある東海大学。
このスピードを箱根でも生かして波に乗っていくことができるか、注目です。
14位 帝京大学(予選会3位、全日本12位、前回箱根13位)
2年ぶりにシード権獲得となるか、帝京大学。
11月の10000m記録挑戦会で全体トップのタイムを出した山中選手、全日本大学駅伝で1・3区でそれぞれ好走した福田選手、柴戸選手がチームの中心です。
12月日体大長距離記録会で28分台の自己ベストを出した小野選手が復活し、往路のメンバーもそろいつつある帝京大学。
世界一諦めの悪いチームと言われる雑草軍団がシード権を獲得できるか注目です。
15位 日本体育大学(予選会4位、前回箱根17位)
76年連続76回目の箱根駅伝出場となる伝統校日本体育大学。
関東インカレハーフマラソン7位入賞、予選会チームトップの山口選手、前回の箱根駅伝で1・3区でそれぞれ好走している山崎選手、漆畑選手がチームの中心です。
予演会は得意の集団走で通過している日本体育大学。
序盤のスピード区間を乗り切り、分厚い選手層で復路も安定した走りを見せることができれば、6年ぶりのシード権獲得も十分ありそうです。
16位 立教大学(予選会6位、前回箱根18位)
2年連続箱根駅伝出場を果たした立教大学。
強化4世代がそろい、シード権獲得に向けて勝負の年になります。
予選会チームトップの関口選手、前回の箱根駅伝2・4区をそれぞれ経験している2年國安選手、馬場選手がチームの中心です。
11月のMARCH対抗戦で28分台の記録を出した林選手、前回の箱根駅伝9区で好走した中山選手などがその脇を固めます。
前回区間最下位だった山登りや山下りをうまく乗り切れれば、シード権獲得の可能性も十分あります。
17位 神奈川大学(予選会7位)
2年ぶりに復活を果たした神奈川大学。
予選会日本人3位の小林選手、1、2年時に6区と3区を走っている宇津野選手、高校駅伝4区1位の実力者である宮本選手など、核となる選手がそろっています。
そこに前々回の箱根駅伝1区区間11位の巻田選手、1年時に10区区間2位の好走を見せている佐々木選手が脇を固めます。
安定した走りが持ち味の神奈川大学。
2大会前のように、シード権争いを演じることができるでしょうか。
18位 東京農業大学(予選会11位、全日本13位)
10年ぶりに復活を果たした東京農業大学。
スーパールーキーの前田選手は予選会は日本人トップ、全日本大学駅伝では2区で各校のエースと渡り合い、堂々の区間3位。
箱根駅伝では2区起用が濃厚ですが、各校のエースとどこまで戦えるか注目です。
このほかにも学生連合で箱根駅伝を経験している高槻選手、並木選手、10000mで28分台を出してエース格に成長した原田選手がチームの核になります。
前田選手中心にどこまで勝負することができるか注目です。
19位 中央学院大学(予選会9位)
2年ぶりの箱根駅伝出場となる中央学院大学。
まずは絶対的エースの吉田選手。12月の日体大長距離記録会で27分台の自己ベストを出すなど、箱根駅伝2区に向けて臨戦態勢を整えています。
このほかは箱根駅伝上位で走り切った伊藤選手、10000m28分台の自己ベストをもつルーキー稲見選手などがいます。
エース吉田選手を生かして上位の波に乗ることができれば、5年ぶりのシード権獲得を狙うことができるでしょう。
20位 山梨学院大学(予選会13位、前回箱根14位)
予選会は次点とわずか3秒差、なんとか最後の切符で出場を果たした山梨学院大学。
予選会全体3位でフィニッシュしたムトゥク選手、同じく全体18位でフィニッシュした北村選手がチームの中心です。
ここに前回の箱根駅伝でそれぞれ3・9区を走った村上選手や高田選手、予選会チーム3位の徳田選手が加わります。
2人のエースを軸にしてシード権に肉薄できるか注目です。
21位 国士舘大学(予選会8位、全日本15位、前回箱根19位)
8年連続で出場を果たした国士舘大学。
留学生のカマウ選手、11月の激坂最速王決定戦で優勝した山本雷我選手がチームの中心です。
カマウ選手を2区、山本雷選手を5区に置き、どこまで浮上できるか注目です。
このほかにも箱根駅伝1・3区を経験している山本龍神選手、予選会チーム2位の生駒選手が往路で走ってくる可能性があります。
シード権争いにどこまで絡んでいくことができるか注目です。
22位 駿河台大学(予選会12位)
2年ぶりに復活を果たした駿河台大学。
かつて法政大学で活躍した徳本監督が率いるチームです。
留学生エースのレイヤマン選手、12月の日体大長距離記録会で28分台の自己ベストを出した新山選手、東泉選手がチームの中心です。
序盤にこの3選手を並べ、上位の波に乗れるかどうか注目です。
23位 日本大学(予選会5位)
4年ぶりの予選会を通過した日本大学。
予選会全体トップのキプケメイ選手、4年生の西村選手、下尾選手がチームの中心となります。
このほかにも、28分台の記録をもつ安藤選手、富田選手、鈴木選手が主要区間を担うことができます。
2区起用が濃厚なキプケメイ選手でジャンプアップし、その後いかに順位を落とさずキープすることができるかがポイントになります。
優勝大本命は駒澤大学!
以上23チームの順位予想でした。
やはり優勝大本命は駒澤大学でしょう。
昨年度も出雲・全日本・箱根の3冠を達成し、今年の出雲と全日本は一度も首位を譲らない圧倒的な強さを誇っています。
そこに待ったをかけるが青山学院大学、國學院大學、中央大学。
前回の中央大学のように、序盤で主導権を握れば勝負の行方が分からなくなりそうです。
2024年1月2日・3日、沿道で応援するもよし、テレビの前で観戦するもよし、第100回箱根駅伝ということでより一層盛り上がればいいなと思っています。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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