小学校で行うマット運動の技
今日はマット運動におすすめの準備運動の第2弾です。昨日の内容が知りたい方は、こちらのブログをご覧ください。
参考:マット運動におすすめ!準備運動3選 | ソロモン黒島 体育ブログ (soloshima.com)
小学校中・高学年レベルで扱うマット運動の技は以下の通りです。前提として、すべての技ができるようにならなければならない、というわけではありません。あくまで、技ができる過程で考えたり、協力したりしながら、楽しくマット運動に取り組むことが大切です。
<回転系>
・前転
・後転
・倒立前転
・跳び前転
・開脚前転
・伸膝後転
・倒立ブリッジ
・側方倒立回転(側転)
・ロンダート
<倒立系>
・頭倒立
・壁倒立
・補助倒立
①すべての動作の基本!「くまさん歩き」
<やり方>
・四つん這いの姿勢になる。
・床にひじやひざが付かないように手と足で歩く。
手のひらを広げること、お尻を高く上げることがポイントです。背中を丸めておなか(腹筋)に力を入れる感覚や、腕で体を支える力、バランス感覚が身に付きます。すべてのマット運動の動作の基本となるので、必ず取り入れたい動きですね。
②どれだけ腰を高く上げられる?「かえるの足うち」
<やり方>
・手と足を地面に付き、両手と両足を肩幅に広げ、4点で体を支える。
・地面を強く蹴り、足を地面から離し、腰を高く上げる。
・慣れてきたら、腰を高く上げる時に足を打つ。
足を打つことができたら、何回空中で足を打つことができるかチャレンジするように声を掛けてみましょう。手だけで自分の体を支えるので、腕の力やバランスを取る感覚が養われます。特に倒立系の技をする前におすすめです。
③腕で体を支える感覚が身に付く!「支持での川跳び」
引用:マットを使った運動遊び(低学年) | 小学校教員のためのページ (kyo-in.com)
<やり方>
・マットを川に見立て、マットの横に立つ。
・マットの上で両手で全身を支え、反対側に移動し足で着地する。
倒立や側方倒立回転(側転)の動きにつながる運動です。慣れてきたら、お尻を高く上げ、倒立の動きに近づけられるといいと思います。腕で全身を支える感覚が養われます。ちなみに、より腰が高く上がった支持での川跳びのことを「腕立て横跳び越し」と言います。
まとめ
①すべての動作の基本!「くまさん歩き」
→腕で体を支える感覚、おなかに力を入れる感覚が養われる!
②どれだけ腰を高く上げられる?「かえるの足うち」
→腕で体全身を支える感覚、体を逆さでまっすぐに保つ感覚が養われる!
③腕で体を支える感覚が身に付く!「支持での川跳び」
→倒立や側方倒立回転につながる!腕で体を支える感覚が養われる!
最後までお読みいただきありがとうございました。
「くまさん歩き」「かえるの足うち」「支持での川跳び」は、どれも倒立で大切になってくる逆さ感覚が養われます。ぜひ、マット運動の準備運動に取り入れてみてください。
明日は「跳び箱運動におすすめ!準備運動3選」を紹介します。
プロフィール
ソロモン黒島
大学卒業後、東京都で小学校教員を6年間勤める。
2023年7月にJICA青年海外協力隊で体育隊員としてソロモン諸島に派遣予定。
小学校教諭免許一種免許、中学校教諭一種免許(保健体育)、高等学校教諭一種免許(保健体育)を所持。
小学校の体育の授業に使える運動や、体を動かす楽しさを発信していく。
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