①低学年におすすめ!「かもつ列車」
<やり方>
・2人ペアでじゃんけんをして、負けたら勝った人の肩の上に手を置いて列車を作る。
・自由に歩き回り、他の列車とじゃんけんをして、負けたら、勝った列車の1番後ろの人の肩の上に手を置いて、列車を作る。
・上記のじゃんけんを全体が1列になるまで繰り返す。
特に低学年におすすめです。水中でどうやって歩けばよいかを考えることができます。手を使ったり、足を工夫して動かす様子が見られます。音楽が流れている間は歩く、音楽が止まっている間はじゃんけんをするなどして、歩くタイミングとじゃんけんをするタイミングのメリハリを付けられるといいですね。
②速く進むにはどうすればいい?「ねことねずみ」
かけっこ・短距離走・リレーにおすすめ!準備運動3選 | ソロモン黒島 体育ブログ (soloshima.com)でも紹介しましたが、陸上運動の定番の遊びは、水泳運動でも非常に有効な遊びになります。
<やり方>
・2人1組でペアを組む。
・1人が「ねこ」、もう1人が「ねずみ」になる。
・2人で向かい合う。
・「ね、ね、ね、ねこ!」と言われたら、「ねこ」が「ねずみ」を追いかける。
・「ね、ね、ね、ねずみ!」と言われたら、「ねずみ」が「ねこ」を追いかける。
・壁までに、相手をタッチするか、相手から逃げ切れば勝ち。
水の中だと、走ったり泳いだりする子が出てきて面白いです。いかに水をかいて速く進めるかが大切です。教師が「ね、ね、ね、ねんど!」「ね、ね、ね、ネット!」などとフェイントをかけても面白いですね。
なお、陸上運動や表現運動、体つくり運動で使う遊びは、水泳運動でも有効になってくる場合が多いです。特にリズム水泳やねことねずみはその最たる例です。
③夢中になってもぐれる!「宝探し」
<やり方>
・子どもをプールサイドに上げる。
・教師が「宝」をプール中にばらまく。
・チームの数だけバケツを用意する。
・準備ができたら、子どもたちはプールに入水し、壁にタッチして待機する。
・教師の合図で子どもたちは宝を拾い、自分のチームのバケツの中に宝を入れる。
・多く宝を入れられた方が勝ち。
皆さん、一度はやったことがあるのではないでしょうか。顔を付けてもぐること、目を開けることなど、水泳で大切な要素がたくさん詰まっている遊びです。高学年でやっても盛り上がりますので、おすすめです。
まとめ
①低学年におすすめ!「かもつ列車」
→楽しみながら、水の中で進む感覚を養うことができる!
②速く進むにはどうすればいい?「ねことねずみ」
→水をかいて進む感覚を養うことができる!
③夢中になってもぐれる!「宝探し」
→もぐる、目を開けるなどの水泳運動で大切な感覚を養うことができる!
最後までお読みいただきありがとうございました。
「かもつ列車」「ねことねずみ」「宝探し」は、どれも楽しみながら水の中をもぐったり、進んだりすることができる遊びです。ぜひ、学年のみんなで取り組んでみてください。
プロフィール
ソロモン黒島
大学卒業後、東京都で小学校教員を6年間勤める。
2023年7月にJICA青年海外協力隊で体育隊員としてソロモン諸島に派遣予定。
小学校教諭免許一種免許、中学校教諭一種免許(保健体育)、高等学校教諭一種免許(保健体育)を所持。
小学校の体育の授業に使える運動や、体を動かす楽しさを発信していく。
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