体を動かす楽しさを発信する理由

体育

①子どもたちの体力向上のため

・子どもたちの体力の現状
 スポーツ庁が発表した令和4年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果によると、令和元年度から、子どもたちの体力は低下しています。これには、運動する時間の減少、肥満である子どもたちの増加、睡眠時間の減少、スクリーンタイムの増加など、いろいろな要因が関わっています。もちろん、新型コロナウイルス感染症の影響も少なからずあるでしょう。

参考:令和4年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果 小学校5年生、中学校2年生の体力合計点

引用:YouTube「◆令和4年度全国体力・運動能力,運動習慣等調査結果◆」スポーツ庁

どうやったら子どもたちの体力が向上するのか?
 どうやったら子どもたちの体力が向上するのか?それは、子どもたちの運動時間を増やすことだと私は考えます。では、どうやったら子どもたちの運動時間を増やすことができるのか?それは、子どもたちが、体を動かすことは楽しいと思うことです。子どもたちには、日々の学校での体育の授業、休み時間、放課後の時間など、体を動かすチャンスがたくさんあります。その中で「体を動かすことが楽しい!」と思えなければ、子どもたちが運動することはないはずです。だからこそ、日常生活の中で、体を動かすことの楽しさを実感する必要があると考えます。

②みんなの健康のため

・大人の運動習慣
 それでは、大人の運動習慣はどうでしょうか?スポーツ庁が発表した令和4年度「スポーツの実施状況等に関する世論調査」によると、20歳以上の週1日以上のスポーツ実施率は52.3%になります。成人の約2人に1人が週に1日以上スポーツをする習慣があるようです。平成3年度から比べると、上昇傾向にありますが、令和2年度と比べると20歳以上の週1日以上のスポーツ実施率が低下していることが分かります。

参考:20歳以上のスポーツ実施率の推移(週1日以上)

引用:令和4年度「スポーツの実施状況等に関する世論調査」(令和4年12月調査)スポーツ庁

・大人が感じているスポーツの価値
 令和4年度「スポーツの実施状況等に関する世論調査」によると、大人が感じているスポーツの価値の第1位が「健康体力の保持増進」だそうです。それに第2位が「人と人との交流」、第3位が「精神的な充足感」と続きます。このことからも、運動と健康が大きく関わっていることが分かります。健康のためにも、体を動かすことの楽しさを実感してほしいと考えています。

③何より体を動かすことが好き

 やはりこれが一番大きな理由だと思います。昨年度まで、小学校教員をしている時、子どもたちとほとんど毎日、外で遊んでいました。休日もジョギングに草野球と運動を続けてきました。何より、運動をしている時間が楽しいです。運動後、体力的には疲れているはずでも、気持ち的にはとても元気になります。運動の魅力は、健康体力の保持増進以上に、体を動かす楽しさなのではないかと考えています。

まとめ

①子どもたちの体力向上のためには、体を動かす楽しさを実感することが必要。
②健康のためには、大人になっても体を動かすことが大切。
③自分自身、体を動かすことが好きだから、体を動かす楽しさを発信したい。

最後までお読みいただきありがとうございました。
明日は「JICA青年海外協力隊の活動で取り組みたいこと」について投稿します。

プロフィール

ソロモン黒島
大学卒業後、東京都で小学校教員を6年間勤める。
2023年7月にJICA青年海外協力隊で体育隊員としてソロモン諸島に派遣予定。
小学校教諭免許一種免許、中学校教諭一種免許(保健体育)、高等学校教諭一種免許(保健体育)を所持。
小学校の体育の授業に使える運動や、体を動かす楽しさを発信していく。

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